「HyperX Cloud Stinger Core」レビュー。5000円で買える超軽量なゲーミングヘッドセット

キングストンのゲーミングブランドであるHyperXの「Cloud Stinger Core」をレビューしたいと思います。今回購入したモデルはアナログ接続のみのタイプです。

Cloud Stinger Coreには様々なバリエーションあるのですが、その中で最も低価格な製品で、Amazonでは5,000円程度で購入可能。

最大の特徴は重量が215gと、ゲーミングヘッドセットの中でも抜群に軽いという点です。

結論から言ってしまうと、音質は良くて軽いが付け心地に若干難ありでした。詳しく解説していきたいと思います。

関連記事 【比較】HyperXのゲーミングヘッドセットの各モデルごとの違いまとめてみた

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HyperX Cloud Stinger Core の特徴

自作PCユーザーにはお馴染みのキングストンのゲーミングデバイスブランドである”HyperX”が発売しているゲーミングヘッドセットです。

Cloud Stinger Coreにはいくつかモデル違いがありますが、その中でも一番安価なモデル。

接続はアナログ3.5mm端子のみで、4pinと3pin x2に対応しているため、PS4やSwitch等のコンソールから、スマホ、PCまで幅広く対応可能です。

そして一番の特徴は、重量が215gと超軽量なこと。後程重量を計測していますが、コードを含めずに測ってみると196gでした。ここまで軽ければ、重量による首や肩の疲労は最小限に抑えられるでしょう。

スペック

ヘッドホン
  • ドライバー: ネオジム磁石、ダイナミック40mm径
  • タイプ: 密閉型
  • 周波数: 20Hz-20,000Hz
  • インピーダンス: 16Ω
  • 音圧レベル: 99dBSPL/mW (1kHz時)
  • T.H.D.: 2%未満
  • 重量: 215g
マイク
  • 方式: エレクトレットコンデンサーマイク
  • 極性パターン: 単一指向性、ノイズキャンセリング
  • 周波数応答: 50Hz~18,000Hz
  • 感度: -41.5dBV (0dB=1V/Pa、1kHz時)

外観

全体が黒いデザイン、表面は梨地のマットな質感のプラスチックで構成されています。

とてもシンプルな見た目で装飾は最低限です。光沢部が少ないので、思っていたより質感はいいかなーと思います。

配線含む:213g
配線なし:196g

軽量を謳っているので、さっそく重量を測ってみると配線含め213gなのでカタログ値は正しいことがわかります。というか配線含めないと200gを切っているのもすごい。

イヤーカップ、ヘッドバンドには光沢のあるロゴ。

ちなみにCloud Stinger Coreには7.1ch対応のUSB接続タイプもあり、そちらのモデルはロゴ部分が白くペイントされています。

高さ調整はシンプルなスチールバンド。見た目の高級感は無いです。ノッチは0~12の13段階。

耐久性が高いことを宣伝文句にしていたのでねじってみました。確かに壊れなさそう。

ヘッドバンドのクッション部
イヤーカップ部

イヤーカップとヘッド部分はファブリック素材でクッションはハリのある硬めな感じです。イヤーカップの大きさはぎりぎり耳を覆い隠すサイズ感ですね。

イヤー部の可動域

他のヘッドセットと比べるとイヤー部の可動域は狭く感じます。

マイクは取り外しができないタイプです。よくあるスポンジのカバー(ポップガード)は付いていません。

マイクブームの自由度が高いので、任意の位置でピタッと止まります。

ケーブルは取り外し不可です。長さは1.5m程度でプラグ部は3.5mmの4ピンです。

ケーブルの途中にコントロールボックス。音量の調整のダイヤルとミュートスイッチがついており、裏面にはロゴ。

3.5mm3pin分岐のケーブルです。長さはこちらも1.5m程度。PCに繋ぐ場合はこちらを使用します。本体ケーブルと合わせて3m程度の長さになります。

本体側は一般的なメッキプラグですが、分岐ケーブルは金メッキ。どーせなら本体側も金メッキにすればよかったのでは…?

使用感

音質

音質は低音がやや強めにでています。FPSプレイ時の足音等の重要な音が聞き分けやすくなっています。

また、側圧が強い事によって、外のノイズもあまり気にならないのでゲームに集中しやすいのもよい点です。

低音やや強め
中音普通
高音やや弱い

全体的に解像感が物足りない感じで特に高音域がもやっとしています。

5,000円のヘッドホンにしては音が出ていますが、やはりゲーム用途と割り切って使った方が良いですね。

装着感がイマイチ

僕が試した感じでは、付け心地がいいとは言えませんでした

なぜかというとイヤーパッドが硬い割に側圧が強め。僕はそこまで頭がデカい方ではないと思うのですが、耳の下側が強く押される感覚があります。

しばらく装着していると慣れてきますが、ヘッドセットを外した時、他のヘッドセットと比べると解放感マシマシ。

ティッシュ箱を挟んで放置などして、側圧を弱くする方法が使えるかどうか試していないので何とも言えないのですが、頑丈なヘッドバンドなので手で広げた程度では側圧は変わりませんでした。

頭の大きい方は避けたほうが良いのではと思います。

ただ、ヘッドセット自体の重さが軽いことと強めの側圧のおかげでズレることはありません。

マイク音質は良好

ボイスチャット用途であれば全く問題のない音質です。

ホワイトノイズは入りますが、アナログ接続の割にPCに直でつないでもノイズはなく、録音した音声を聞いても、声質もあまり変わらずに出力してくれます。

注意点としては指向性が高くマイクを口元に近づけないと声を拾ってくれません。その分環境音は入りづらくタイピング音等もほとんど入りませんが、呼吸音やパ行の破裂音がノイズとして入ってしまうので、ポップガードを後付けするといいかもしれません。

マイクブームがピタッと止めたい所で止まってくれるので口元での固定は簡単です。

まとめ

まとめると...
  • 実売価格5000円以下
  • 足音が聞き取りやすい音質
  • マイク音質は良好
  • 側圧が強め
  • 音の解像感がイマイチ

音質はゲーム用途において全く問題なく、FPSなどで重要な足音の聞き分けも十分可能です。マイク音質価格の割に優秀です。価格が5,000円程でコストパフォーマンスがよいのもいいですね。

Cloud Stinger Coreはゲーム用ヘッドセットとして必須となる部分をしっかりと押さえた製品ではありますが、僕は装着感が好きになれませんでした。

他所のレビューを見ていると装着感が悪かったというのは見受けられなかったので、僕個人の問題かもしれません。

とりあえず最初の1台を探しているのであれば、価格も安く音質もそこそこ良いので、コストパフォーマンスの点ではおすすめできるヘッドセットです。

しかしもう少しお金を出せば「HyperX CloudⅡ」などの使用しているプロが多く実績のあるヘッドセットが購入可能なので、そちらを買うことを個人的にはおすすめします。

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