「SOUNDPEATS Air4 Pro ワイヤレスイヤホン」レビュー | 多機能で使い勝手の良いTWS

「SOUDPEATS Air4 pro」はアクティブノイズキャンセリングやマルチポイント接続、aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応し、高機能でありながら8,000円台に価格を抑えたカナル型ワイヤレスイヤホン。

本記事ではSOUNDPEATS Air4 Proの見た目や実際に使ってみて感じた良いところ、イマイチな所を正直にレビューします。

当記事はSOUNDPEATS様より製品をご提供頂きレビューをしています。

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Soundpeats Air4 Proの外観

今回提供していただいた製品はブラック。他ベージュとホワイトモデルもあります。

Soundpeats Air4 Proはカナル型のワイヤレスイヤホン。Airpodsのようにスティック状のステムが伸びた形状をしています。

付属品類は箱の中敷きの下に収められているのでわかりづらいかもしれません。

本体ケースはUSB-C充電ポートとペアリング用のボタンが下部についています。無線充電には非対応。ケースはつるつるの樹脂ですがラメが入っているため指紋は目立ちにくいです。ペアリングはケースのフタを開けた状態で下部のボタン3秒長押し。不具合が起きた際の本体リセットは10秒長押しすることで可能です。

蓋をあけるとインジケータLEDが点灯しペアリングや充電時などにも点灯します。バッテリーの残量もこのLEDの色でわかるようになっています。

本体形状はステムがのびたスティック型。装着時にはステムが持ち手になり耳への脱着がしやすいです。SoundpeatのSロゴ部分はタッチパネルとなっており物理ボタンは無しとなっています。

ステム下部には金属の充電用接点。ステム内側に左右判別用表記もされています。イヤピースが取り付けられる部分(ノズル)はやや楕円形で銅色のカバーがされています。カバー内部はメッシュ状のフィルターが見えます。金属カバーでホコリや汚れは入りにくいかもしれませんが音に影響は無いのか気になる所。イヤーピースも楕円形なので交換取り付け時には向きに注意が必要。

音質や機能性

13mmのドライバーを備えたイヤホンの音質は全体のバランスから見るとやや低音が強めだと感じました。解像感は価格相応でやや弱め。音の広がりも特別優れているとは言えません。とは言っても多くの人が十分満足できるレベルの音を備えています。

マイクに関しては他の多くのワイヤレスイヤホンと同じで良くはなく、音も細く軽くなります。けれど通話での意思疎通に問題は無いレベルです。cVcノイズキャンセリング機能で屋内ではファンなどの環境音ノイズは消えているようです。屋外では試せていないのでわかりません。

ノイズキャンセリング/パススルー/ノーマル

Air4 Proには3つの外音モードが切替可能。その1つが最大-45dBのアクティブノイズキャンセリング機能で、ONにするとエアコンやファンの音等の小さめのノイズを打ち消してくれます。

もう一つがパススルーモード。外音をマイクで拾ってイヤホンで再生してくれるので、カナル型特有の耳への圧迫感もすこし気になりづらくなります。再生される外音もかなりクリアでした。

最後はノーマルモード。外音は何もしない、要するに機能OFFのパッシブノイキャンモードですね。

3つのモードはイヤホンのタッチパネルで切り替えができます。ノーマルモードを飛ばす機能は無いのでここはちょっと微妙かも。この価格でこれだけのノイズキャンセリングがついているなら十分では？

マルチポイント接続

マルチポイント接続が可能で最大接続数は2台までとなっています。マルチポイントとは同時に複数の機器と接続して音声の切り替えがシームレスにできるという機能。手動でBluetoothの接続を切ったり繋いだりする必要が無いので便利な機能です。

専用アプリ

専用アプリでイコライザ設定やファームウェアアップデートができます。

このアプリを使用するために会員登録が必要で面倒。基本的にタッチパネルでの操作が可能なので、イコライザ設定とファームウェアアップデート以外にこのアプリでできることはそこまで多くないので登録の必要性があまり感じられません。こういった利用までの面倒事はユーザー体験を損なうのでやめたほうが良いと思います。

Snapdragon Sound対応

Air4 ProはSnapdragon Soundに対応。aptX Adaptive、aptX Lossless、aptX VoiceといったaptXのの独自技術を使用できます。ただしAndroidの一部の機種のみ対応しています。(もちろんiPhoneは非対応)

Snapdragon Soundについては以下の公式サイトが参考になります。

低遅延ゲームモード

遅延が気になるゲームをプレイする際に便利な低遅延ゲームモード機能が搭載されています。筆者はiPhoneユーザーiPhoneは遅延の少ないaptXコーデックに非対応なので、こういった低遅延モードは少しでも遅延を減らしたいときにはありがたい機能。

ただ実際に音ゲーをプレイしてみるとiphoneでは低遅延モードでも厳しいかなと感じます。

接触検知機能

イヤホンを取り外すと再生が停止されます。片方のイヤホンを取り外すだけで両方のイヤホンの再生が停止されますが、再度装着することで自動で再生が再開されます。この機能の動作におかしいところもなくちゃんと機能していました。

人に話しかけられた際にサッとはずすだけで再生が停止されるので便利です。

イイところ、イマイチなところは？

あまり高いお金は出したくないけど機能的にも音質的にもコスパの良いイヤホンがほしい人におすすめ。

ケース本体ともに質感も高く、音質も大多数の人が十分満足するレベルに達しています。それだけではなく、必要十分な強度のアクティブノイズキャンセリングや、最大接続2台のマルチポイント接続、aptXの最新機能を持つSnapdragon soundに対応している点を考えれば、およそ8,000円台という価格でも納得できる製品。セールだと6,000円台、安い。

個人的にこの価格帯にはライバル製品も多く機能的に似ている製品も多いので、もう一つ強みがあれば良いなとは感じてしまうのも事実です。専用アプリの利用に会員登録が必要である点も、手間に見合った機能としては現状弱いのではないかと思いました。

あと提供で頂いた製品が不具合品だったのでもう一台(これは正常動作品でした)を送って頂きました。筆者の場合ノイズキャンセリング時の低音が片耳だけ変になるという症状でした。品質管理的にはやはり中国製あるあるの域を出ないので、購入して音や機能、接続の不安定など何かおかしいと感じたらすぐサポートに連絡をすることをおすすめします。

以上でSOUNDPEAT Air4 Proのレビューを終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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