「G-wolves Hati HT-M」レビュー:軽量GproWLクローンは最高です。

今回レビューするのは、「G-Wolves Hati HT-M」です。前回レビューした「G-Wolves Skoll SK-L」と同じメーカーの製品です。

関連記事【軽量マウス】G-Wolves Skoll SK-L レビュー

神マウスとして名高い「ロジクール Gpro ワイヤレス」の形状をコピーした軽量マウスとして、人気の高いモデルです。

それでは見ていきましょう!

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G-wolves Hati HT-Mの特徴

スペック
  • サイズ:124mm × 64mm × 39.5mm
  • 重さ:60g±2
  • コーティング:マット、グロッシー、ラバー
  • ケーブル:パラコード
  • センサー:Pixart PMW3360
  • ボタン:6ボタン
  • スイッチ:オムロンD2FC-F-7N
  • ソール:テフロン
  • RGBイルミネーション:なし
  • 専用ソフト:あり

個人の感想ですが、軽量マウスを使った後に普通のマウスでFPSをプレイすると、手首の違和感というか疲労感みたいなものを感じるので、マウスの重さと手首への負担は関係があると思います。

その点このマウスは、重さ60gと軽く柔らかいコードつきなので手首へのダメージは確実に減ります。

Hati HT-Mの外観

付属品の数々。

  • 替えソール
  • 替えケーブル
  • 替えスイッチ
  • グリップテープ
  • 底面の注意書きシール

替えスイッチが付いてるのはたぶんこのメーカーだけだと思います(笑)

交換にははんだのつけ外しが必要なので、素人には難易度が高いです。ソールを外さないと分解もできないので、そのための交換ソールなのかもしれません。

▲左側にサイドボタンがある以外はシンメトリーな形状です。

▲左右から。肉抜き穴は両サイドにはないです。

サイドボタンは細長い形状。押しにくいかと思いきや、ボタンの張り出しが多く結構押しやすいです。Skoll SK-Lはサイドボタンの上に指が乗っているのかがわかり辛かったので、これはいいポイント。

サイドボタンの押し感もカチッとしていてまったく問題ありません。

▲底面です。ソールは4点+センサー回り1点です。ソールの滑りはかなりいいと思います。

▲ホイール回り。ホイール表面はラバー製で、小さいつぶつぶが付いてます。グリップ感、ホイールクリック感ともに良好。

Skoll SK-Lにあったホイール左右のガタが無くなっているので、改良されたのかもしれません。

SK-Lでは底面にあったDPI変更ボタンがマウス上に来ています。

クリックボタンは歯切れのよいクリック感で、カチッと響くクリック音は大きめ。タップ撃ちはしやすいと思います。

OMRON製のスイッチを使っているので信頼性はバッチリですね。もしも壊れた場合、付属品のスイッチをはんだ付けで交換できます。ただし、付属品はOMRONではないです...。

ケーブルガイド
パラコード

▲ケーブルは柔らかいパラコード系のやつです。ケーブルガイドは水平に飛び出ています。マウスバンジーをつければコードが動きの邪魔になることはまずないでしょう。

Hati HT-Mの持ち方別の使用感

実際に使ってみて、個人的に感じたところを書いてみます。

被せ持ち(Palm Grip)

被せ持ちをするにはやはり形状がイマイチ。左右対称マウスはそもそも被せ持ちに向いていないので、やってやれないことはないが持ちにくいです。

プレイしていても自然と掴み持ちになっていく感じ。僕自身が掴み持ちユーザーというのもあるのですが...。

特に薬指の置き場に困るんですよね...。グリップテープを貼れば改善はします。

掴み持ち(Craw Grip)

左右対称なマウスなのでつかみ持ちが一番しっくりきますね。つかみ持ちからつまみ持ちへの移動もしやすいです。

側面が汗をかくとやや滑るので付属のグリップテープを貼ると改善します。

つまみ持ち(Fingertip Grip)

つまみ持ちも持ちやすく、おススメな持ち方です。

軽量なので持ち上げ時も手に余計な力を入れなくていいので非常に楽です。やや重心が前よりなので、やや後ろ側を持つと力加減によっては持ち上げ時に前傾する感じがあります。

「Hati HT-M」の専用ソフトウェア

HT-Mの専用ソフトは公式サイトからDLできます。実際にインストールして機能を見てみました。

プロファイル管理、キーバインド

プロファイルの管理と、各スイッチへのキー、マクロ等の割り当てが可能です。

「1クリックで複数回クリックする」なども、いちいちマクロを組まずにこちらで設定可能です。

DPI

DPIは100~12000まで変更可能で、X軸Y軸個別にDPIを設定することができます。

Parameter

  • CAL LINE
    • 直線補正のオンオフです。今どき珍しい設定ですね。エイムが冴えてないときに使うと面白いかもしれないw
  • LOD
    • リフトオフディスタンスの距離を設定できます。
  • Debounce Time
    • マウスをクリックしてから次のクリックを感知するまでの時間を調整できます。チャタリング防止用の設定です。
  • USB Poling Rate
    • ポーリングレート(応答速度)を変更することができます。初期設定は500なので注意!

Macro

ホイールスクロールやマウスの移動なども含めた、かなり複雑なマクロも組めるんじゃないでしょうか。

まとめ:ボディの剛性感もちゃんとあって、完成度はかなり高い。

GOOD
  • 重さ60g
  • つかみ持ち、つまみ持ちに合う
  • 全体の剛性感 〇
  • クリック感 〇
  • 安い
NOT GOOD
  • 光らない
  • かぶせ持ちにはちょっと合わない
  • 大手メーカーではないのでいつまで製造されるかがわからない
  • 個体差も大きそう

良い点。悪い点挙げてみました。「光らない」のはメリットにもデメリットにもなりますけどね。

軽量で取り回しがよく、癖のない左右対称の形状、そしてボディ剛性も高いので万人におすすめできるマウスです。

これが5000円台って...ほかの軽量マウスが霞んで見えます。

メジャーなメーカーではないので、このマウスがいつまで製造されるのかわからない、というところはデメリットであるかなと思います。これは大手メーカーでも少なからずあるリスクですが。

あとは完全中国製っぽいので、個体差とか品質に問題のある製品が出回ることもあるかも。今回僕が購入した製品は全然問題なかったので、何とも言えないのですが。

Amazonなら返品可能なのでおすすめですよ!

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