今回は中国G-WolvesのSkoll SK-Lをレビューしたいと思います。
元販売代理店のHKgamingといざこざがあったようで、Amazonで値下げ合戦を両社が繰り広げていたため、一時は3000円を割る値段で販売されていました。
エルゴノミクスデザインの軽量マウスを探している方におすすめのマウスです。
G-Wolves SK-Lの特徴
SK-Lの特徴をまとめたいと思います。
- サイズ:125mm x 68mm x 42mm
- 重量:65±2g
- ケーブル:パラコード
- センサー:PWM3360
- ボタン数:7
- スイッチ:オムロン D2FC-F-K
- ソール:テフロン
- RGBライティング:有
- 専用ソフト:有
- エルゴノミクス
軽量マウスにしてはサイズが大きいのですが、65gという軽さを実現しているので人気です。
外観
開封からレビューして行きたいと思います。
▲外箱はこんな感じ。
▲中身はなんとブリキ缶です。絵柄はPUBGっぽいやつ。部屋に飾っておきたいぐらいポップでオシャレな感じ。でも漢字がちょっと...。
▲付属品が多いです。替えのソール、グリップテープ、なんと替えのスイッチまでついてます。途中で気づいたんですが、替えのパラコードケーブルまでついていました(笑)
▲この付属のスイッチは最初についているスイッチ(OMRON D2FC-F-K)と違う物で、TTCというメーカーの防塵スイッチらしいです。
▲そして本体。今回はホワイトを買ったんですが、よく見るとクリック部分というか白い所は塗装?されているようです。質感はマットでサラサラしています。
マウスのお尻のほうにはグレーのグラデーション塗装がしてあります。
▲左右非対称のデザイン。IE3.0やEC系のマウスです。大きさもEC1とほぼ同じ。
▲サイド。どっちもスケスケです。クリック部と違いこちらはプラスチック素地かな?でもつるつるではなく、さらっとしています。滑る感じはないです。
▲底面もスケスケ。ソールは長丸4点+後部に大きめのが1点。
白い長丸二つはボタンになってます。DPI変更とRGBイルミネーションのパターン変更が割り当てられています。なぜこんなところに...。
▲底面用のシールも付属していますので「貼りたかったら貼れスタイル」らしいです。ただしこれを貼ると後部の大きいソールが隠れてしまいます。というか、ソールを剥がしてから貼ったほうがいいのかも。
▲ケーブルは十分柔らかいです。少し芯がある感じがしますが、これだけ柔らかければマウスの動きの邪魔になることはないでしょう。耐久性はわかりませんが、スペアケーブルが付いているので安心ですね。
▲光らせてみるとこんな感じ。マウス底面のエッジが光るだけなのであまり目立たないです。
使用感
持ち方との相性
かぶせ持ち
かぶせ持ちは相性がいい持ち方です。マウス中心が一番高くなっているので持った時に第一関節あたりに一番圧を感じるタイプのマウスです。
つかみ持ち
こちらも相性のいい持ち方ですね。ただもう少しマウス後部が盛り上がっていればもっと持ちやすくなるとは思います。
つまみ持ち
つまみ持ちの場合、小型マウスを選ぶ方が多いと思いますが、SK-Lは軽量のためかこの大きさでも問題なく細かい操作ができます。
ボタン
メインスイッチのクリック時の底打ち感もちゃんとあり、跳ね返りも適度にあります。Amazonレビューでクリック部が左右に動くとあり、少し心配していたのですがそういった現象はないですね。
サイドボタンについては、ふにゃふにゃしていたりガタつきはありません。ややボタンが硬い気がします。押し間違えたりっていうのはないですね。
ただ、ボタン自体の張り出しが少なく丸まっているため、押そうとしたときに自分の指がボタンにきちんと乗っているのかどうかがわかり辛い。
特に親指付け根にくる手前側のボタンが押しにくいですね。
ホイールはややノッチ感が弱いと思いますが、雑に扱っても思ったところで止まってくれます。勝手に動いてしまうということはないです。クリック感もカチッとした感触があり良好です。
ただ、気にして見るとややホイールのがたつき、特にホイール右側に遊びがあります。ゲームプレイに支障があるほどかと言われればないと思いますが、もうちょっと剛性感が欲しいですね。
DPIの変更ボタンがホイール下にないので、ここにバインドしている人は注意です。
ソフトウェア
設定用ソフトは、G-wolvesよりDLが可能です。
中国なのでソフトをインストールすることに少々抵抗がありましたが、ネットワーク使ったり特に変な挙動はないようなので安心。
ライティング
LEDイルミネーションの設定ができます。
光のパターンは8種類。明るさや明滅の速さの変更。単色、グラデーション。など設定ができます。
バインドの変更
マクロの割り当てはもちろん、結構細かい設定ができます。
- RESET
- 初期設定に戻す
- MOUSE KEY
- 左クリックを右クリックにとか謎の設定
- DPI
- 設定したDPIを押すたびにループしていく設定や、単純にDPIをプラスしていったりできる
- RAPIDFIRE
- 1クリックで3回クリックを出力させたりができる。任意の回数、間隔に変更できます。
- KEYBOARD KEY
- キーボードキーをを割り当てられる。
- MULTIMEDIA
- 再生や停止、メールやブラウザを開くキーを割り当てられます。
- SYSTEM
- 電源ボタンやスリープを割り当てられます。
- MACRO
- 後述のマクロで設定したものを割り当て可能です。
- COMBO
- Ctrl+C(コピー)などのマクロにするほどでもないキーを簡単に割り当てられます。
こんな感じで設定項目は多いです。
DPIの設定
DPI
DPIボタンを押したときのループするDPI値を変更できます。200~12000まで100刻みで変更可能です。
DEBOUNCE TIME
マウスクリックしてから次のクリックを感知するまでの時間の調整が可能です。チャタリングを防止するための設定です。
スイッチを1度押しただけなのに2回反応してしまったりする現象のこと。機械的接点をもつマイクロスイッチやキーボードのメカニカルスイッチなどに起きやすい現象です。
LOD
リフトオフディスタンスの設定です。ゲームにおいてリフトオフディスタンスが短ければ短いほどマウスを浮かしたときの視点のブレが抑えられます。
LOW、MIDDLE、HIGHの3段階から選ぶことが可能です。基本的にLOWでいいかと。
MACRO
マクロ設定です。キーボードキーやマウスの動き、クリックを含めたマクロを組み立てられます。
マウスの動きまでマクロに組みこめるのは凄いですね。使い道は思いつきませんが...。
まとめ:IE3.0系の持ちやすい形、大きさで軽量を実現した良マウス
軽量マウス初使用なので他マウスとの比較はできないのですが、安い軽量マウスを探している方におすすめです。
価格の割に剛性感もあり(ホイールのカタつき以外はちゃんとしてる)思っていたより品質はいい感じでした。
Amazonでの値段が僕が購入した時点より値上がりしているのが残念な点ですが、初値が9000円ぐらいだったと考えれば十分値下がりしているのではないでしょうか。
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