ピカピカ光ってればゲーミングという風潮、あると思います。
最近やたらゲーミングと名の付く製品が多いです。中にはゲーミングという名前だけで普通のキーボードと機能がほぼ変わらない製品も少なからずあります。
PCゲーム歴10年以上の僕が思う「これこそ本当のゲーミングキーボード」という特徴をまとめたいと思います。
ゲーミングキーボードを選ぶうえで知っておきたいこと
結論から言えば、メカニカルキーボードでテンキーレスが一番無難な選択肢だと思います。
僕がFPSをやり始めた時から、メカニカルキーボードがゲームにおいて最良の選択肢でした。これは今でも変わってないし、多くのプロゲーマーがメカニカルキーボードを使用しています。
ということで、ゲーミングキーボードを選ぶ際の用語を解説していきます。
複数同時押し対応とは(Nキーロールオーバー)
これは10キーロールオーバーとかNキーロールオーバーと書かれている製品のことです。
10キーロールオーバーなら10キー同時押し、Nキーロールオーバーなら全てのキー同時押しに対応しています。
キーの同時押しの対応数はゲームにおいてとっても重要です。
FPS等のゲームでは文字入力と違い、5キー以上のキーを同時に打つことがあります。
例:斜め移動(W,A)しながらしゃがみジャンプ(Ctrl,Space)してUSEキー(E)
これだけで5キー押しちゃうんです。
安いキーボードだと、数キーの同時押しに対応していても文字キーのみの対応で、Ctrlやスペースキーには対応していない場合もあるので注意です!
もはやゲーミングキーボードでは当たり前の機能なので心配はいらないと思いますが、自分がゲームでよく使うキーの同時押しに対応している製品を選ぶべきですね。
キースイッチの種類って?
キースイッチの種類によって、打ち心地や耐久性が変わります。キースイッチの種類は主に以下の4つ。
- メンブレン
- パンタグラフ
- メカニカル
- 静電容量無接点
ゲーミングキーボード界ではメカニカルのスイッチを使った物が多いです。
メカニカルスイッチにもさまざまな種類があり、それぞれキーの押し下げ重さやタイプ音などが違います。耐久性もメンブレンやパンタグラフより優れています。
さらにメカニカルにもいろんな種類のスイッチ(軸)があり、軸ごとに特徴が違います。
軸の種類 | 音の大きさ | 押下圧 | クリック感 | クリック音 |
---|---|---|---|---|
赤軸/リニア | ★★★ | 軽い | なし | なし |
茶軸/タクタイル | ★★★ | 重め | 軽くあり | なし |
青軸/クリック | ★★★ | 軽い | あり | あり |
銀軸/スピード | ★★★ | 軽い | なし | なし |
黒軸 | ★★★ | 重め | なし | なし |
このほかにもメーカー独自の軸などいろいろな種類があるのもメカニカルキーボードの魅力といってもいいと思います。
僕的には、赤軸が癖が無く扱いやすいのでおすすめです!
キースイッチの種類による耐久性の違い
ゲームではW,A,S,Dなどの特定のキーを多用するので、スイッチ自体の耐久性は非常に大事。
フツーの安いキーボードで使われているメンブレンなんかは1000万回程度ですが、メカニカルスイッチを使ったゲーミングキーボードであれば5000万回程度の耐久性があります。中には8000万回なんて製品も...。
1日1万回押しても13年ぐらいの耐久性...。すごい...。
まぁ1日1万回同じキーを打つ人間いないと思いますが(笑)
気の遠くなるような数字ですが、5倍ぐらいは長持ちしてくれるということですね。
キーボードのサイズ
サイズも重要なポイント。キーボードの主なサイズは以下の通り。
- フルサイズ
- テンキーレス
- 60%サイズ
フルサイズ
フルサイズのキーボードは右側にテンキーが付いています。
そのため幅があるのでローセンシプレイヤーの人はマウスを振ったときにキーボードに当たることがあると思います。
テンキーをどうしても使わなければならない入力作業をする方や、RPG等のマウス操作が激しくないゲームをプレイする方にはおススメです。
テンキーレス
テンキーのないキーボードです。横幅がテンキー分狭くなるので、省スペース。
マウス振り回してもキーボードにぶつかることが減るのでFPSゲーマーにおすすめです。
60%サイズ
60%サイズは見た目が洗練されていてとても省スペースです。
デスク上をすっきり見せたい方にはおすすめですが、矢印キーやファンクションキーが無いので万人向けではないです。
まぁこれは慣れの問題でもあります。
まとめ:最初に選ぶならこんなキーボード
(僕の独断と偏見による)最初に買うならこんなキーボードを買うべき。
- Nキーロールオーバー
- メカニカルの赤軸系
- FPSならテンキーレスがベスト。マウス振り回さないならフルサイズでもいい。
近くに実物のある店舗が無いので試せない、という方は赤軸が無難な選択です。
以上を踏まえておすすめのキーボードをまとめてみました。比較的価格の安いものを多めにまとめています。
- 【テンキーレス】Razer BlackWidow Lite JP
- 【テンキーレス】HyperX Alloy Origins Core
- 【テンキーレス】Corsair K63 Red LED
- 【フルサイズ】Logicool G512
- 【フルサイズ】Logicool G813
【テンキーレス】Razer BlackWidow Lite JP
いきなり赤軸じゃないキーボードを紹介します(笑)
- 日本語配列
- Razerオリジナルのオレンジ軸
- 8000万回のキー寿命
- 10キーロールオーバー
- 真っ白な白モデルもある。
- 白色LEDイルミネーション
- 価格は黒モデル10,970円(投稿時Amazon価格)
この製品にはRazerオリジナルのオレンジ軸が使われています。オレンジ軸と言ってもクリック音のない赤軸ベースのスイッチらしく、赤軸よりも静音性と耐久性を上げた軸になっています。
なんとキースイッチの耐久性は8000万回!通常の赤軸よりも3000万回も耐久性が上がっています。
しかもOリングが付属していて、キースイッチを外してつければさらに静音性が上がるんです。
価格も比較的安いのでおススメの一台です。
白モデルがすごく綺麗でオサレなのでおすすめ。ちょっとお値段が上がっちゃうけど。
【テンキーレス】HyperX Alloy Origins Core
自作PCユーザーには有名なKingstonのゲーミングブランド、HyperXのゲーミングキーボードです。
- 日本語配列
- HyperXオリジナルキースイッチ「HyperX Red」
- 8000万回キー寿命
- Nキーロールオーバー
- RGBイルミネーション
- 様々なショートカットキーあり
- 価格は14,292円(投稿時Amazon価格)
8000万回のキー入力に耐える「HyperX Red」スイッチはRedの名の通り赤軸系のスイッチです。
Fnキー付きで様々なショートカットがあり、中でもゲームモードキーでゲーム中に不要なWindowsキー等を瞬時に無効化してくれるのが便利です!
デザイン面でもフローティングキーデザインを採用していて、光り方がエモいので光を重視する方にはおススメですよ!
セール時にはかなり安くなるので、見つけたら即ポチ推奨です!
【テンキーレス】Corsair K63 Red LED
PCパーツメーカーのコルセアから発売されているゲーミングキーボードです。
- 日本語配列
- Cherry MX 赤軸
- 5000万回キー寿命
- フルキーロールオーバー
- 赤色LEDイルミネーション
- マルチメディアコントロールボタン有
- Windowsキーロックボタン有
- 価格は9,480円(投稿時Amazon価格)
スペック的には普通ですが、安心安定のCherry社製の軸を採用しているのに値段が安いのでおすすめです!
【フルサイズ】Logicool G512
オーソドックスなフルサイズのキーボードです。
- 日本語配列
- Logicool独自のGXメカニカルキー採用(選べる3種類)
- 7000万回キー寿命
- 26キーロールオーバー
- RGBLEDイルミネーション
- 様々なショートカットキー有
- 価格は10,837円(投稿時Amazon価格)
価格も安くてゲーミングキーボードとしての機能をきっちり抑えたモデルなので、初めての1台としてはいいと思います。
キースイッチが赤軸系、茶軸系、青軸系の3種類あるので、自分にあったキーを選ぶことができます。また、耐久性もCherry MXより上がっているのは良ポイント。
【フルサイズ】Logicool G813
薄型低背キースイッチを採用したロープロファイルキーボードです。
- 日本語配列
- Logicool独自の低背メカニカルキー採用(選べる3種類)
- キー寿命:未公開
- ロールオーバー数:未公開
- RGBLEDイルミネーション
- 様々なショートカットキー、マクロ用キー有
- 価格は17,808 円(投稿時Amazon価格)
特徴はやはりキーボード全体が薄いので、一般的なメカニカルキーボードの背の高さが嫌だという人や、パンタグラフなどの薄いキーボードからの買い替え候補になります。
また、低背スイッチは通常のスイッチよりも押し下げ時の反応が早くなっているので、ゲーミングにもピッタリなんです。
無線とBluetoothに対応したワイヤレスモデルもありますので気になる方はこちらもどうぞ。
背の低いロープロファイルスイッチを使ったキーボードを別記事でもまとめています。
おわりに
キーボードの選び方とおススメのキーボードまとめてみました。この記事を読んで、お気に入りのキーボード見つけていただければ幸いです。
以上で終わります。じゃまたね!
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