ゲーミングモニターについて調べると必ず出てくる「リフレッシュレート」というワード。
結論から言ってしまうと、リフレッシュレートとは「モニターが1秒間に表示する画像の枚数」の事です。
と言われてもよくわからないという方も多いのでは?また、高いほうが良いとは聞くがどうして?という疑問も生まれますね。
そこで、本記事ではリフレッシュレートについての解説。そして今お使いのモニターのリフレッシュレートの確認方法や設定方法も紹介します。
リフレッシュレートとは?
映像というのはパラパラ漫画のように複数の画像がつながってできているのですが、手作りでパラパラ漫画を作ったとしてもなめらかに動かすことって難しいですよね。
なめらかに動かすためにはどうすればいいのか
そう、一番簡単なのはコマ数を増やすこと。同じ構図のパラパラ漫画でも10枚で描くのか、20枚かけて描くのか。枚数によって動きのなめらかさは変わってきますよね。
リフレッシュレート(Hz:ヘルツ)は表示の更新間隔を表した言葉
パラパラ漫画のコマ数が増えればなめらかになるのと同じで、モニターも画像を表示する間隔が短くなればなるほどなめらかに動いて見えますよね。
例えば、モニターの画像が1秒間に60回更新されるのか。それとも、144回更新されるのか。この場合より滑らかに動くのは144回更新されるモニターですよね。
この、何回表示されるのかというのがモニターのスペック表に書かれているリフレッシュレートのこと。144Hz(ヘルツ)といったように、○○Hzと表記されます。
つまり、モニターのリフレッシュレートとは1秒間に画像をどれだけ表示できるのかという画像の更新間隔を指した言葉です。
高リフレッシュレートのメリットとデメリット
高いリフレッシュレートを持ったモニターには良い点もありますが、考慮すべき点もあります。紹介しておきましょう。
- 残像感が少なくなる
- 目の疲労の軽減
- マウスやキーボードの遅延の短縮
- 価格が高くなる
- 色味の低減
- 消費電力が増える
メリット
高リフレッシュレートモニターは映像やゲームにおける残像感の低減、動きの滑らかさが良くなるというのは前述したとおり。
また、更新間隔が増えるので、画面のちらつきも感じにくくなるメリットがあります。ゲームや映像を見ると目が疲れてしまうという方はモニターを変えることにより、疲労を軽減することができるかもしれません。
あとは、マウスやキーボード等の入力デバイスからの入力から画面に反映されるまでの時間が短くなります。FPSゲームなど反応速度が重要なゲームでは、高リフレッシュレートがなくてはならないものになっています。
ペンタブレット等での入力も、更新間隔の短い高リフレッシュレートモニターのほうがよりペンの動きに忠実な筆跡を残しやすく、視差も少なくなります。
デメリット
対するデメリットは、60Hz駆動のモニターよりも価格が高いことですね。リフレッシュレート以外が同じスペックのものよりもリフレッシュレートが高くなればなるほど価格は上がります。
さらに、高リフレッシュレートのモニターに対応するためには、PCのスペックも重要。ゲームで高リフレッシュレートで映像を表示させるには高性能なグラフィックカードやCPUが必要になり、必然的に導入コストが上がります。
そして、消費電力も上がります。モニターはもちろん高性能なPCを使うのでどうしても上がってしまいます。どうしようもないのですが、昨今の電気料金値上げを考えるとつらいですね。
また、高リフレッシュレートのモニター、特にゲーミング特化なものは色味やコントラストを犠牲にしているものもあり、映像や写真などのコンテンツを楽しむためには向いていない製品もあります。
モニターのリフレッシュレートの確認、設定方法
Windowsでお使いのモニターのリフレッシュレートの確認と設定の方法を記載しておきます。
デスクトップの検索窓で「ディスプレイの設定」を入力してディスプレイ設定をクリックし開きます。
もしくはデスクトップの何もないところで右クリック。「ディスプレイ設定」をクリックしてもOK。
ディスプレイの詳細設定をクリックします。
表示されたウィンドウにてリフレッシュレートの確認と変更が可能です。
マルチモニター環境の場合は設定するモニターをプルダウンメニューから選択して操作してください。
リフレッシュレートを理解してモニターを選ぼう
本記事ではリフレッシュレートについて簡単に解説するとともに、リフレッシュレートの確認や設定の方法を解説しました。
リフレッシュレートはモニターが1秒間に表示を更新する回数のこと。
リフレッシュレートが高ければ高いほど映像の残像感や疲労感の低減、入力デバイスからの反応速度の実質的な向上など様々なメリットがあります。
ただし、デメリットも存在していてモニター自体の価格が高くなることに加え、PC側の必要スペックの増加など導入コストが増えてしまいます。さらには消費電力も一般的なモニターより高くなります。
またリフレッシュレートの高いモニターは色味やコントラストを犠牲にしていたりする点(すべてのモニターがそうではない)には注意して、用途に合ったものを選ぶことが重要です。
今お使いのモニターのリフレッシュレートを確認してみることも大切ですね。
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