メカニカルキーボードのスイッチにはさまざまな種類の軸がありますが、多くのキーボードで採用されている、主要な4つの軸は以下の通りです。
- 赤軸
- 青軸
- 茶軸
- 銀軸
上記4つの軸にはそれぞれ特徴がありますが、本記事ではその中でも“青軸”について解説したいと思います。
記事下部ではおすすめの青軸キーボードも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
青軸の特徴
スイッチの色はキーキャップを取り外す必要がありますが、外見で判断が可能。
このようにスイッチの軸部分(ステム)が青色であれば青軸ですね。
キースイッチの定番中の定番と言えばCherryMX製のキースイッチ。現在では互換軸といってCherryMXスイッチの特許が切れたため様々なメーカーの互換スイッチも作られています。
その定番スイッチである、Cherry社製の青軸の特徴は以下の通り。
クリック感(タクタイル) | あり |
クリック音 | あり |
押下圧 | 60cN |
アクチュエーションポイント | 2.2mm |
ストローク距離 | 4mm |
特徴はカチカチとした明確なクリック感と音。ステムの下に置かれたクリックジャケットが押下時に弾かれてカチッと音が鳴る仕組みになっています。他の軸にはない心地よいサウンドが得られるのがメリットでしょう。
互換軸も同色の軸であれば、ほぼ同じ特徴で作られているので、青軸と言えばクリッキーな軸と覚えても問題ないですね。
青軸はうるさいと感じる人もいる
カチカチカチカチ......。
青軸は小気味よい打鍵音を好む方にはお勧めの軸ですが、それは使用している人だけで、周囲の人からはうるさいと思われることもあります。
自分ひとりの環境で使用するならまだしも、会社とか家族が周囲にいる場合使用を控えた方が良いと個人的には思います......。
おすすめの青軸キーボード
ここまで読んで青軸に惹かれた方におすすめの青軸キーボードを紹介していきます。記事中の価格表記は執筆時点の価格です。
Logicool K835
メジャーメーカーの製品でメカニカルキーボードというと、1万円を超えるような製品が多いのですが、「K835 GPB」はLogicool製でありながらAmazonで6,500円とかなり安いです。
またデザインもシンプルで、質感もよく、置くデスクを選びません。ホワイトモデルもあります。
ただし、Nキーロールオーバーと謳ってはいないので、その点はロジクールG系の商品と差別化しているようですね。
赤軸モデルもあるので、「とりあえずメカニカルキーボードを使ってみたい」というような初心者の方におすすめしたい製品です。
Logicool G PRO X キーボード
Logicoolのゲーミングキーボード。脱着可能なケーブル。RGBライティングを備えています。
このキーボードは青軸(クリッキー)なのですが、スイッチの入替が可能なので「買ったはいいけど軸の感触が好みじゃない…」という時に別売のいろんな軸を試しやすい、というメリットがあります。
軸の種類は青軸、赤軸、茶軸の3種類。どれもLogicool独自のオリジナルスイッチ(PRO X スイッチ)となっています。
Razer Huntsman Mini
とてもコンパクトな65%サイズと呼ばれる大きさのキーボード。キーボードが小さい=マウスを広く使えるのでFPSゲーマーにも好まれているサイズですね。
ゲーミングキーボードなので、Nキーロールオーバー、ソフトウェアによるマクロやRGBバックライトなど便利な機能ももちろんついています。
F1-F12や矢印キー等がすべてFn+〇キーというショートカットを使わなければいけないレイアウトなので人を選びますが、そのコンパクトさと、腕や手首をあまり動かさなくてもすべてのキーが操作可能なため好きな人も多いです。
特徴的なのはRazerオリジナルの光学式スイッチを使用している点です。機械的な接点が無いので通常のメカニカルスイッチより、耐久性や信頼性に優れています。(機械的な接点がないのにメカニカルキーボードというのもおかしいかもしれませんが......。)
青軸タイプだけではなく赤軸(静音)タイプもあります。どちらもホワイトとブラックの2色展開。
まとめ
本記事ではメカニカルキーボードの青軸について解説し、おすすめの青軸キーボードも紹介しました。
青軸は心地よいタイピングサウンドを得られる軸です。赤軸のようなリニアと呼ばれる軸と比べスイッチを押している感覚が明確に得られるので、ゲーム用途にも最適です。
ただし周りの人からはうるせえ!と思われる可能性もあるので、周囲の状況を考えて使用することをおすすめしますw
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